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長崎玉突奉行
¥1,540 税込
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縦約90センチ 横約35センチ 綿100% 日本製 注染
ビリヤードのことを長崎では玉突と呼びました。16世紀フランスで生まれた遊技で、初めて日本に入ってきたのが寛政のころ(1790年代末)の長崎出島でした。出島に閉じ込められていたオランダ人たちの限られた遊技の一つでしたが、出島を訪れる日本人への接待としても利用していたようです。オランダ人たちがプレイしているところを見学したり、カピタンの指導で奉行が体験したという記録も残っています。大通詞の吉雄耕牛や当時長崎奉行支配勘定方だった大田南畝においてはプロ級(自称)だったそうです。
1797年(寛政9)に書かれた「長崎見聞録」で、ビリヤードのルールを的確に説明した文を見つけました。「●瑠の玉二つあり、大きさ桃実のごとくなり、玉突の遊び此方の玉を突く、玉あたり転動して、台の左右の空穴ありて、其空穴の底に網の袋あり、彼玉此袋に落入たるを勝ちとするなり」
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