2023/05/06 10:24

コラム 長崎学のススメ(十九) 『長崎のエキゾ感』

「越後屋、おぬしもワルよなぁ」「いえいえ、お代官様ほどではイッヒッヒッヒッヒ」という時代劇でお馴染みのシーン。だいたいこういう悪巧みは「ロウソクがゆれる薄暗い和室」でおこなわれるのですがこれが長崎...

2023/04/29 10:34

コラム 長崎学のススメ(十八) 『カステラの夜』

「カステラの夜」という会を催しました。参加者は友人十名。会費で有名六店のカステラを購入し、切り分け、どこの店のものか分からないようにして食べ比べます。甘さ・食感・香り・しっとり度・ザラメ度といった...

2023/04/23 10:24

コラム 長崎学のススメ(十七) 『グローバル経済事始め』

 最近アンティーク・コインに目覚め収集を始めました。主にヤフオクで入手しているのですが、安くても二千円前後します。「コンプリートまで何年かかることやら」と悩んでいたところ静岡県の内田(仮名)さんか...

2023/04/14 10:26

コラム 長崎学のススメ(十六) 『長崎ミステリーへの招待』

 私の知る限り最も古い長崎ミステリーは、1924年に出版された『黄婦人の手』。作者は長崎生まれで俳優大泉滉の父でもある大泉黒石です。本作をきっかけに長崎を舞台にしたミステリー小説のコレクションをはじめ...

2023/04/08 10:26

コラム 長崎学のススメ(十五) 『壱岐の鬼伝説』

 鬼の話は日本各地にありますが、その伝説が生まれるきっかけは様々です。例えば、鬼伝説でもっとも有名な大江山の酒呑童子の場合。実は、比叡山から大江山に集団移住してきた童(日常的な雑役に服した階級の者...

2023/03/31 10:45

コラム 長崎学のススメ(十四) 『折衷事始め』

 日本史の表舞台に「長崎」がデビューしたのはポルトガル人が長崎港を発見した元亀元年(1570)。以来、南蛮船・阿蘭陀船・唐船が頻繁に入港し、異文化がダイレクトに入ってきました。ダイレクトとは「長崎に滞...

2023/03/24 10:22

『週間てりとりぃ』にコラムが掲載されました! 「こち亀と長崎とロシア その6」

『週間てりとりぃ』にコラムが掲載されました。https://weeklyterritory.blogspot.com/2023/03/2023324.html

2023/03/19 10:48

コラム 長崎学のススメ(十三) 『長崎の自給率』

 「長崎は自給率低いからねぇ」という友人の言葉に驚きました。日本の食料自給率が四〇%を切ったとかいう話はニュースで聞いていましたが県単位で公表されているとは知りませんでした。検索してみると、農水省の...

2023/03/04 10:37

コラム 長崎学のススメ(十二) 『ジャガイモ事始め』

 「papa(パパ)」というのがジャガイモの本来の名前です。原産地の南米、中央アンデスではそう呼ばれていました。一六世紀後期、インカ帝国を征服したスペイン人がジャガイモをヨーロッパに持ち帰るわけですが...

2023/02/25 10:22

コラム 長崎学のススメ(十一) 『映画会社事始め』

 日本で最初にできた本格的な映画会社は「日活」です。明治四五年、すでにあった四つの映画会社が合併するかたちで発足しました。この合併劇を企画実行したのは四社の内の一社「エム・パテー」の梅谷庄吉(長崎...

2023/02/18 10:39

コラム 長崎学のススメ(十) 『電信事始め』

 作曲家の筒美京平さんに「電信」にまつわるエピソードがあります。 ある日、京平さんのアパートに作詞家の橋本淳さんから「デンワヨコセ」という電報が届きました。京平さんがまだ駆け出しの頃で、アパートに...

2023/02/11 10:40

コラム 長崎学のススメ(八) 『ドラム事始め』

 時は明治。アメリカに留学していた八弥青年は大統領選挙のパレードに遭遇します。何を思ったのか八弥くん、マーチング・バンドに飛び入り参加。見事にドラムをたたきこなしたそうな。驚きです。僅か数年前まで...

2023/02/04 10:27

コラム 長崎学のススメ(七) 『「で」ではなくて「が」』

 東京でサラリーマンをやっていたころ自宅で「ビックリおかずコンテスト」を開催したことがあります。単独で食べるのが普通だと思っていたメニューが、実は「ご飯のおかずにも最適」ということを証明する試食会...